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アワビは増やせるか ー増殖の歴史ー

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A5判/132ページ ISBN978-4-915342-61-5 野中 忠:著 太古の昔から重要な水産物として利用されてきたアワビ。身は食用となり貝殻は装飾品にも利用され,私たちの生 活の中にも深く関わっています。しかし,そのアワビの漁獲量は最近激減しています。なぜアワビがとれなくなってきたのか? 貝塚の昔から現代までに行われたアワビ増殖の歴史を紐解き,アワビ漁業の変遷や増殖への取組みから,アワビがとれなくなったその原因を探ります。 かつて日本一のアワビ漁獲高のあった小値賀町(長崎県)で保管されている,貴重な資料も掲載しました。 ●目次● はじめに 第 I 章:アワビ漁業の歴史 ・漁業とは ・日本のアワビ〈縄文時代・古代・中世・近世・明治時代・大正時代から昭和前半・昭和後半・全国のアワビ漁獲量の変遷〉 第 II 章:アワビ増殖の基礎事項 ・種類と分布〈対象種(1)種類(2)分布/過去の認識〉 ・産卵期 ・初期発生 ・成長 ・長さ・重さ ・最大形 ・餌料 ・付着力 ・住み場〈(1)水深別分布(2)住み場の選択性(3)分布型〉 ・増殖の障害〈人為的事項(1)漁獲(2)漁場喪失(3)水質汚染(4)漁業者の意識/自然的事項(1)海況(2)磯焼け(3)害敵生物・食害〉 第 III 章:増殖の展開 ・増殖手法 ・増殖手法の展開〈移殖/漁獲制限(1)漁法制限(2)漁場制限(3)漁獲物制限(4)努力量制限/栽培漁業/漁場造成/漁業者の実践〉 第 IV 章:アワビ増殖の諸問題 ・減産のすがた ・減産の原因 ・栽培漁業の問題〈(1)回収率・混獲率(2)種の選択(3)栽培漁業の効果〉 ・密漁問題〈(1)密漁の概要(2)密漁防止活動と経費(3)大きな被害と軽い懲罰(4)被害量の検討(5)密漁の問題点〉 ・漁獲制限の弛緩 ・アワビを増やせるか〈(1)漁業の考え方(2)海外の状況(3)漁獲制限(4)密漁対策(5)漁獲回復への道〉 附:小値賀のアワビ漁 ・江戸後期までのアワビ漁獲量〈(1)起源(2)乾鮑の出荷量〉 ・幕末から明治中期までのアワビ漁獲量 ・明治後半以後のアワビ漁獲量 ・小値賀のアワビ漁獲量の長期変遷 おわりに 付表 参照文献

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