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●特集『日本の鰭脚類の管理戦略』
日本の沿岸に来遊する鰭脚類は,かつては数が減り保護の対象とされた結果,順調に回復した種も多く,近年では漁業など人間活動との軋轢も生じている。陸上動物(シカ・イノシシなど)では,管理・利用に向けてさまざまな試みが各地でなされているが,鰭脚類の出現は限定的であり,同じように扱うことはできない。そこで本特集では,日本に生息・回遊する鰭脚類の現状と個別の種における管理に向けた転換期の詳細をわかりやすく紹介し,資源利用としての可能性を考える。また,鰭脚類ではないが,最近増えてきたラッコの話題もとりあげた。
【特集目次】
・日本の鰭脚類の管理戦略 - 鰭脚類管理の転換期(小林万里/東京農業大学)
・トド:保護から管理への転換(山村織生/北海道大学大学院水産科学研究院,服部薫・磯野岳臣/水産研究・教育機構北海道区水産研究所)
・ゼニガタアザラシ:保護から共存のための管理へ - えりも地域における取り組み - (蔵本洋介/環境省北海道地方環境事務所えりも自然保護官事務所)
・コラム 広がるラッコの分布域(服部薫/前出)
・ゴマフアザラシ:冬季北海道回遊群の周年定着個体の削減による被害軽減のための管理へ(小林万里/前出)
・キタオットセイ:国際的な保護から現状把握へ(三谷曜子/北海道大学大学院北方生物圏フィールド科学センター)
・コラム ニホンアシカの今(磯野岳臣/前出)
・鰭脚類の資源利用を考える(服部薫/前出)
●Research Article
放射性セシウムの河川を介した陸域からの海洋環境への影響について
(高田兵衛/海洋生物環境研究所)
●全国水産試験場長会 会長賞平成27年度受賞業績-1
猛暑時のホタテガイへい死率を低減する養殖生産技術の開発
(「ホタテガイ養殖生産技術開発」研究グループ,吉田達/青森県産業技術センター水産総合研究所)
●連載
・海棲哺乳類の保全・管理のための調査・解析手法
【2】標識調査(服部 薫・木白俊哉/水産研究・教育機構,小林万里/東京農業大学)
・海藻標本採集者列伝(北山太樹/国立科学博物館)
【21】三宅驥一(1876-1964)
・水界微生物フォトギャラリー(河地正伸/国立環境研究所)
【2】笑うプランクトン
・小さな離島の暮らしと漁業(乾 政秀/(株)水土舎)
【19】兵庫県・沼島
・内湾および干潟における物質循環と生物生産(佐々木克之)
【63】瀬戸内海漁獲量の減少要因4.イワシ類と瀬戸内海固有種の漁獲変動
・日本産エビ類の分類と生態(林 健一)
【180】エビジャコ上科 - エビジャコ科 - フタトゲエビジャコ属
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一/水産研究・教育機構)
【23】異尾下目(3) - ヤドカリ上科(2) - オキヤドカリ科・ホンヤドカリ科/コラム:ゾエア学のわざ - 大は小を兼ねる
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村昇/金沢大学環日本海域環境研究センター臨海実験施設,下村通誉/北九州市立自然史・歴史博物館)
【39】コツブムシ亜目 - コツブムシ科(5)コツブムシ亜科 - シリケンウミセミ属
・日本産南方系ホンダワラ属(島袋寛盛/水産研究・教育機構)
【22】トサモクとタツクリ
●コラム
・魚影逍遥 - 魚に発信機をつけて:夜の甘味(三田村啓理/京都大学)
・海でひろった万華鏡:“厄介生物”あれこれ(飯島明子/神田外語大学)
●なまものけん通信
・黒潮いるか通信 - 御蔵島からの便り/ELNA(エバーラスティング・ネイチャー)ほか